INTERACT LANDSCAPE

風景との対話


風景との対話interact landscape

風景との対話

『風景との対話』
 このサイトは、私が歩いてきた足跡です。山や風景に出会ったときの感動を綴っています。
風景との出会いは、どちらかというと、出遭いの方が多く、その一期一会を記録したものすなわち一瞬を切り取った写真です。
ここに掲載の写真は、多くの写真の中から抜粋したものです。
 私は、少なからず画家の影響を受けています。レンブラント・ハルメンソーン・ファン・レインRembrandt Harmenszoon van Rijnは、光と影の明暗を明確にする技法で有名です。私もこのような技法を好んで取り入れています。また、日本画家の東山魁夷の風景画の描き方に共感していましたが、ある時、書店で『風景との対話』とういう著書と出会い、まさしく私が追い求めるものの頂点なる絵と文に出会いました。

  風景はいつも微笑んでくれているわけではありません。山であれば、その山の特徴をつかみ、どの方向から太陽が入り、どの方向に沈むか。季節によって、どのように変化するか。季節ごとの一番輝く時期を選び、数日から1週間ほどの時間をかけて待つのです。このサイトに掲載の山の写真は、そのようにして撮影してきたものの一部です。今まで撮影してきた写真の殆どがフィルムです。それでもデジタルに移行したのも早い方だと思います。山では、テントか山小屋に泊まり、そのチャンスを待ちます。風景であれば、車中泊をしながらチャンスを待ちます。
 山の場合、撮影する以前に山を登らなければなりません。山では判断が必要な場合が多くあります。その判断は、経験や予習にもよりますが、間違ってしまうと、命取りにもかかわります。「行くべきか、引き返すべきか、それとも留まるのか」大きく左右されるのは、天候と体力、それに登山技術です。
 急峻な岩の上で、撮影しようとしたら、岩登りの技術が必要です。単独での場合は、ノーザイルで登り降りしなければなりません。雪であらば、雪崩の危険性を予測し、ホワイトアウトの時にはどのように対処するべきかを知っている必要があります。普段、私たちは、街の中で(人が造った便利な場所)生活しています。しかし、一歩自然の世界へ飛び込んだら、自分の判断で行動しなければならないのです。
 皆さんは、「観天望気」という言葉を聞いたことがありますか? 空を観て、この後どのように天候が変わっていくか予想することです。今までの経験の中に、ある山の上で、急に暗雲が立ち込め、雷と雨に遭いました。できるだけ山頂部や稜線を外して、低くなり、通り過ぎるのを待つしかありません。運が悪ければ、雷に撃たれます。目の前で落ちたのを経験しましたが、それはそれは凄まじいものです。

 綺麗な山の写真は、このようなことを経て、好条件になったときの写真です。また、ジャンルが違えばそのジャンルの大変さがあります。希少な動物を撮るのであれば、その特性をよく知り、どのような場所・時間・通り道を探し当て、じっと撮影の一瞬を待つのです。
つまり、写真撮影とは、事前準備をし、じっと待つことなのです。

 しかしながら、歳には勝てません。40s以上の荷物を担いで山に入っていた私は、肉体的に老人となり、心臓の病を患って、重い荷物、長い行程を歩けなくなってしまいました。これはどんな人にも訪れます。でも、なんとか気力だけでも若々しくありたいと想うのです。それでも体力とも相談して、無理をしないゆっくりと「スローフォトウォーキング」を楽しもうとしています。 


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